「フリードの3列目シートを外して、荷室をもっと広く使いたい!」そう考えていませんか?キャンプや大きな買い物に便利そうですが、安易な取り外しは法律違反や車検、保険の問題に繋がる大きなリスクが伴います。この記事では、シート取り外しに潜む危険性と、どうしても外したい場合の合法的な方法、そして最も賢い選択肢である「5人乗りモデル」の魅力まで、徹底解説!後悔しないための知識が満載です。
- フリードの3列目シートを外して、荷室をもっと広く使いたいと考えている人
- シートの取り外しが法律や車検、保険にどう影響するのか不安に思っている人
- フリードで快適に車中泊やキャンプ、アウトドアを楽しみたい人
- これからフリードを購入予定で、6人乗り・7人乗りと5人乗り(フリード+)で迷っている人

フリード3列目シートの取り外しは原則NG!知っておきたい法的リスク

まず結論からお伝えすると、自分でフリードの3列目シートを取り外すのは、原則としてNGです。手軽にできそうに見えても、実は法律や安全に関わる重要な問題がいくつも隠れています。ここでは、その具体的なリスクについて詳しく見ていきましょう。
①保安基準違反の可能性
車は「道路運送車両の保安基準」という法律に基づいて作られており、安全に公道を走るための様々なルールが定められています。シートもその一つで、乗車定員分の座席とシートベルトが正しく備わっていることが必須です。
フリードの車検証には「乗車定員6名」または「7名」と記載されていますよね。3列目シートを外してしまうと、この定められた乗車定員分の座席がなくなるため、保安基準に適合しない状態、つまり違法改造とみなされる可能性があります。 もちろん、シートを外した状態で公道を走ることも、厳密には違反行為に問われる可能性があるのです。
②車検に通らないリスク
保安基準を満たしていないということは、当然ながら車検にも通りません。 車検は、その車が安全基準を満たしているかを確認するための重要な検査です。検査官は車検証の記載通りに座席が設置されているかを確認するため、3列目シートがなければその時点で不合格となってしまいます。
「車検の時だけ元に戻せばいいや」と考える人もいるかもしれません。確かに取り外し・取り付け自体は比較的簡単な作業ではありますが、毎回の手間や、取り外した重いシートの保管場所も考えなくてはなりません。
③万一の事故時の責任
これが最も怖いリスクかもしれません。もし3列目シートを外した状態で事故を起こしてしまった場合、加入している自動車保険(任意保険)が適用されない可能性が非常に高くなります。
保険契約は、車検証に記載された「正規の状態」の車を前提として結ばれています。シートを取り外した状態は「不正改造」と判断され、「告知義務違反」として保険金が支払われない、あるいは減額されるケースがあるのです。 万が一の時に家族や自分を守るための保険が使えないとなると、その代償は計り知れません。
④ディーラー保証が無効に?
新車で購入した場合、メーカーの保証がついています。しかし、ユーザーが自分で改造を加えた場合、その改造が原因で発生した不具合については保証の対象外となるのが一般的です。
シートの取り外し作業中にボディや内装に傷をつけたり、電気系統に問題が発生したりした場合、修理費用は自己負担になる可能性があります。また、ディーラーによっては、不正改造車とみなして今後のメンテナンスや修理の受け付けを断るケースも考えられます。
フリード3列目シート取り外しをおすすめしない理由4つ

法的なリスク以外にも、3列目シートの取り外しをおすすめしない理由はたくさんあります。愛車を長く、そして安心して乗り続けるために、これらのデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
①違法改造になってしまう
先ほどの法的リスクでも触れましたが、乗車定員を変更するシートの取り外しは「違法改造」に該当します。 警察による取り締まりの対象になる可能性もゼロではありません。
軽い気持ちで行ったDIYが、思わぬトラブルに発展してしまうのは避けたいですよね。「みんなやっているから大丈夫」という安易な考えは非常に危険です。
②安全性・快適性が損なわれる
メーカーは、車全体のバランスや剛性を計算してシートを配置しています。シートを取り外すことで、ごくわずかですが車体の剛性バランスが変化する可能性も否定できません。
また、より現実的な問題として、荷物の危険性が挙げられます。シートがあった場所はただの空間になります。急ブレーキや万が一の追突の際に、固定されていない荷物が前方へ飛んできて、運転者や2列目の乗員を危険にさらす可能性があります。 荷室と乗員スペースを隔てる壁がなくなるため、ラゲッジネットなどでしっかりと荷物を固定する工夫が不可欠です。
③査定や売却時のトラブル
将来的に車を売却する際、3列目シートがない状態では査定額が大幅にダウンする可能性があります。買い手は基本的にオリジナルの状態を求めるため、「改造車」とみなされてしまうのです。
もちろん、取り外したシートを保管しておき、査定時に元に戻せば問題ありません。しかし、シートは大きく重いため保管場所に困るケースも多いでしょう。紛失や破損のリスクも伴います。
④家族や同乗者の安全のため
結局のところ、これが最も大切な理由です。法律やルールは、すべてドライバーと同乗者の安全を守るために存在します。
万が一の事故で保険が使えなかったら?荷物がぶつかって同乗者が怪我をしてしまったら?そんな「もしも」の事態を想像してみてください。少し荷室が広くなるというメリットと、これらの大きなリスクを天秤にかければ、どちらを優先すべきかは明らかですよね。
どうしても3列目を外したい人への合法的な選択肢

「リスクは分かった。でも、どうしても合法的にシートを外して広々使いたいんだ!」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、「構造変更申請」という正規の手続きを踏む必要があります。少し手間はかかりますが、これを行えば堂々と3列目なしのフリードに乗ることができます。
①ディーラーや専門業者に相談する
まず、自分ひとりで進めようとせず、専門家の知恵を借りましょう。しかし、ディーラーでは基本的にシートの取り外しといった改造作業は行ってくれません。
相談すべきは、車の改造やカスタマイズを専門に扱う業者です。構造変更申請の実績が豊富な業者であれば、手続きの代行も含めて相談に乗ってくれるでしょう。費用や手続きの流れについて、まずは見積もりを取ってみるのがおすすめです。
②構造変更申請について知る
構造変更申請とは、車の骨格や乗車定員、寸法などを変更した際に、その車が保安基準に適合しているかを改めて検査し、車検証の記載内容を書き換える手続きのことです。
フリードの3列目を外す場合は、乗車定員を「6名(または7名)」から「4名(または5名)」に変更するための構造変更申請が必要になります。 この申請は、管轄の運輸支局(陸運局)で行います。
【構造変更申請の主な流れ】
- 必要書類の準備(申請書、車検証、点検整備記録簿など)
- 運輸支局に車両を持ち込み、検査を受ける
- 車両の寸法や重量の測定
- 書類審査
- 新しい車検証の交付
この手続きには費用と手間がかかりますが、一度済ませてしまえば、その後の車検もシートがない状態で通すことができます。
③元に戻す場合の注意点
構造変更申請をして乗車定員を減らした後に、「やっぱり家族が増えたから3列目シートを元に戻したい」となった場合はどうでしょうか。
この場合、再び乗車定員を増やすための構造変更申請が必要になります。 取り付け作業そのものは取り外しの逆の手順で行えますが、再度、運輸支局で検査を受けなければなりません。取り外したシートやボルト類は、必ず大切に保管しておきましょう。
④車検・保険への影響
構造変更申請を正式に行えば、車検証の記載内容が実車と一致するため、車検も問題なくクリアできます。
また、保険会社にも必ず連絡が必要です。 車検証の乗車定員が変わったことを伝え、契約内容を更新してもらいましょう。これを怠ると、いざという時に正しく補償を受けられない可能性があるため、忘れずに行いましょう。
5人乗りフリードも選択肢!ガリバー中古車ご提案サービスの活用法

ここまで読んでみて、「構造変更って、なんだか大変そう…」と感じた方も多いのではないでしょうか。実は、もっとシンプルで賢い解決策があります。それは、初めから3列目シートのない5人乗りモデル「フリード+(プラス)」を選ぶという選択です。 中古車なら、お得に手に入れることも可能ですよ。
①ガリバーで希望のフリードを探す
「フリード+が欲しいけど、どこで探せばいいの?」そんな時におすすめなのが、ガリバーの中古車ご提案サービスです。全国の豊富な在庫から、あなたの希望にピッタリの一台を探し出してくれます。
年式やグレード、ボディカラー、装備など、細かい条件を指定して探せるのはもちろん、「キャンプに使いたいから荷室が広いフリード+がいい」「普段使いがメインだから燃費のいいハイブリッドがいい」といったライフスタイルに合わせた相談も可能です。プロの視点から、あなたに最適なフリード選びをサポートしてくれます。
②5人乗りフリードの魅力
5人乗りの「フリード+」は、単に3列目シートを外しただけの車ではありません。 荷室の使いやすさを徹底的に追求して専用設計されているのが最大の魅力です。
超低床フロアで重い荷物の積み下ろしがとにかく楽。 開口部も広く、高さのある荷物もスムーズに積めます。 さらに、荷室を上下に仕切れる「ユーティリティーボード」が標準装備されており、荷物を効率的に収納できる2段式のラゲッジスペースを作り出せます。 これにより、車中泊をする際も下段に荷物を置いたまま、上段でフラットな就寝スペースを確保できるんです。
③家族構成や使い方で選べる柔軟さ
フリードシリーズの良さは、使う人の目的によって6人/7人乗りの「フリード」と、5人乗りの「フリード+」を選べる柔軟さにあります。
「時々は両親も乗せるから3列シートは必須」というファミリーもいれば、「夫婦2人+子供1人で、週末はアウトドア!」「ペットと一緒に出かけたい」というアクティブな使い方をしたい方もいるでしょう。
わざわざリスクを冒して3列目を外すよりも、自分の使い方に合ったモデルを最初から選ぶ方が、結果的にコストも手間もかからず、何より安全・安心です。
④プロに相談できる安心感
中古車選びは、車の状態や相場など、分からないことも多くて不安ですよね。ガリバーの中古車ご提案サービスなら、車のプロが親身に相談に乗ってくれます。
「フリードとフリード+で迷っているんだけど、どっちがいい?」「この予算内で、できるだけ状態の良いフリード+を探してほしい」など、どんな些細な疑問や要望にも応えてくれます。第三者の客観的な意見を聞くことで、自分たちだけでは気づかなかった最適な一台に出会えるかもしれません。後悔しない車選びのために、ぜひプロの力を活用してみてください。
実際どう使う?3列目なしフリードの活用アイデア集

3列目シートがない広大なラゲッジスペースは、まさにアイデア次第で無限の可能性を秘めています。ここでは、フリード+(または3列目を外したフリード)のオーナーたちが実践している、リアルな活用術をご紹介します。
①ラゲッジスペースを最大活用
フリード+の最大の武器は、その広大な荷室です。 跳ね上げ式の3列目シートがないため、左右の視界がスッキリし、空間を隅々まで有効活用できます。
特に便利なのが、荷室を上下2段に分けられるユーティリティーボードです。 下段には洗車道具や普段使わないものを収納し、上段は日常の買い物スペースとして使う。こうすることで、荷物がゴチャゴチャにならず、スマートに収納できます。
②アウトドア・車中泊ユーザーの体験談
フリード+は「車中泊に最適なコンパクトミニバン」として絶大な人気を誇ります。 2列目シートを倒せば、身長180cm以上の大人でも足を伸ばして寝られるほどのフラットな空間が出現します。
多くのユーザーが、このフラット空間にマットを敷き、快適な寝室を構築しています。 下段の収納スペースにキャンプギアや着替えをすべて収めることができるため、就寝時に荷物を移動させる手間がないのが大きなメリットです。 まさに「移動できる秘密基地」として、週末の冒険をサポートしてくれます。
③子育て世帯のリアルな工夫
子育て世帯にとって、ベビーカーやたくさんの荷物は悩みのタネ。フリード+なら、畳んだベビーカーを立てたまま積むことができます。低床設計なので、重い荷物の載せ降ろしもママが楽に行えます。
また、広々としたラゲッジは、子供の自転車や外遊びのおもちゃ、習い事の道具などを積むのにも大活躍。雨の日には、ラゲッジスペースが子供の遊び場や着替えスペースに早変わり、なんていう使い方も可能です。
④ペットとの快適ドライブ
大切なペットとのお出かけにも、フリード+は最適です。ラゲッジスペースにペット用のケージをしっかり固定すれば、ペットも安心してドライブを楽しめます。
2列目シートとの間に仕切りネットを設置すれば、安全性もさらに向上。床が低いので、大型犬でも乗り降りの負担が少ないのが嬉しいポイントです。
⑤趣味・ビジネスの荷室活用
フリード+の積載能力は、趣味や仕事のシーンでも光ります。例えば、
- 釣り:長い釣り竿も余裕で収納。クーラーボックスやタックルボックスも楽々積めます。
- ゴルフ:ゴルフバッグを複数積んでも、まだまだ余裕があります。
- DIY・ハンドメイド:木材などの長尺物や、イベント出店用の什器、作品などを運ぶのにも便利です。
- フリーランス・現場仕事:撮影機材や仕事道具、サンプル品などをスマートに積んで、仕事先へ向かうことができます。
まさに、オーナーのライフスタイルに合わせて変幻自在な、頼れる相棒となってくれるでしょう。
フリード3列目にまつわるよくある疑問Q&A

最後に、フリードの3列目シートに関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。正しい知識を身につけて、自分にとってベストな選択をしましょう。
①メーカーやディーラーの公式見解
Q. ホンダの公式見解として、3列目シートを外してもいいのでしょうか?
A. いいえ、メーカーとしてユーザーによるシートの取り外しを推奨することはありません。車は設計通りの状態で使用することを前提としています。ディーラーでも、保安基準に適合しなくなる改造の依頼は断られます。 安全性や保証の観点からも、オリジナルの状態で使用することが基本となります。
②ネット上の口コミ・体験談
Q. ネットを見ると、自分で3列目シートを外している人がたくさんいますが、真似しても大丈夫ですか?
A. ネット上にはDIYでシートを取り外す方法を紹介するブログや動画が多数存在します。 しかし、その多くは「自己責任で」と注意書きがあるはずです。 紹介されている方法が安全である保証はなく、万が一の事故やトラブルの際に、誰も責任は取ってくれません。法的なリスクや保険の問題を考慮すると、安易に真似するのは極めて危険であり、おすすめできません。
③安全性・車検・保険について
Q. 結局、3列目を外したままだと、車検・保険はどうなるのですか?
A. 「構造変更申請」をしていない限り、100%車検には通りません。 そして、事故を起こした場合、保険が適用されない可能性が非常に高いです。 これは複数の保険会社が見解を示している点であり、非常に重要なポイントです。「大丈夫だろう」という希望的観測は捨て、定められたルールを守ることが、自分と大切な人を守ることに繋がります。
④自分に合った最適な選び方
Q. 結局、私はどのフリードを選べばいいのでしょうか?
A. あなたのライフスタイルをじっくり考えてみましょう。
- 5人以上で乗る機会が年に数回でもある、または将来的にその可能性がある場合 → 6人/7人乗りの「フリード」がおすすめです。使わない時は3列目を跳ね上げておけば、十分な荷室を確保できます。
- 乗るのは最大でも5人まで。荷物をたくさん積みたい、アウトドアや車中泊を楽しみたい場合 → 断然5人乗りの「フリード+」が最適です。 リスクを冒して改造するより、遥かに安全で快適なカーライフを送れます。
もし迷ったら、ぜひ一度ガリバーのような中古車販売店のプロに相談してみてください。あなたの使い方を伝えれば、きっと最適な一台を提案してくれますよ。
後悔しないために!フリードの3列目取り外しはリスクを理解してから
いかがでしたでしょうか?今回は、多くの方が気になる「フリードの3列目シート取り外し」について、リスクから合法的な選択肢、そして賢い代替案までを詳しく解説しました。
記事のポイントを簡単におさらいしましょう。
- 安易な3列目シートの取り外しはNG!:自分で外すと保安基準違反(違法改造)となり、車検に通らない、事故の際に保険が使えない、ディーラー保証が無効になるなど、あまりにも大きなリスクを伴います。
- どうしても外すなら「構造変更申請」が必須:合法的に乗るには、専門業者に相談の上、運輸支局で乗車定員を変更する手続きが必要です。ただし、費用と手間がかかることを覚悟しなくてはなりません。
- 最も賢い選択は「フリード+」:最初から3列目がなく、広大で使いやすい荷室が魅力の5人乗りモデル「フリード+」を選ぶのが、最も安全で賢明な方法です。特に車中泊やアウトドアを楽しみたい方には最高の選択肢と言えるでしょう。
「少しでも荷室を広くしたい」という気持ちはよく分かりますが、そのために安全性や大きな安心を失ってしまっては元も子もありません。
自分のカーライフをじっくり見つめ直し、「本当に3列目は不要か?」「どんな使い方をしたいのか?」を考えてみてください。その上で、リスクを冒して「取り外し」に挑戦するのか、それとも安心して使える「フリード+」を選ぶのかを判断することが大切です。
もし迷ったら、ぜひガリバーの中古車ご提案サービスのようなプロに相談して、あなたにとって後悔のない、最高のフリードを見つけてくださいね!安全で楽しいカーライフを応援しています!


最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもみなさんのお役に立てればうれしいです。

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